ファイナンシャルプランニングとは

FPの基本


個人の生活設計を行い、資金などの計画をたてること=ファイナンシャル・プランニング。ファイナンシャルプランナーをFPと略し、弁護士や税理士と連携をとり、抱括的な人生設計を行う役割。顧客の利益を優先し・個人情報は守る。

具体的なプランニングのフロー

  1. 顧客の考え方の理解
  2. 顧客データの収集
  3. データ分析
  4. プランの検討
  5. プランの実行支援
  6. 定期的な見直し

NG行動

  • 税理士の資格がないFPが決算書や確定申告書などの税務書類を作ることはダメ
  • 弁護士資格がないFPは法律においての具体的な判断はダメ
  • 投資助言する場合は内閣総理大臣の登録を受けてないとダメ
  • 保険募集人の資格がない人は保険を売ってはダメ

資格がない=ただの一般人なので、基本的に資格がないとダメなことはできない。当たり前だけど、遺言作成の証人など資格が不要で誰でもなれるものはできる

ライフプランニングの基本


充実した人生が送れるようライフプランを作成する。特に人生の3大資金(教育資金・住宅取得資金・老後資金)に備える。「ライフイベント表」「キャッシュフロー表」「個人バランスシート」を作成することで生涯の予測が立てられる。

4人家族の場合

  • 父:建人
  • 母:洋子
  • 長男:浩二
  • 長女:奈々

ライフイベント表

個人や家族の将来の予定とそれに必要な資金をまとめたもの


建人

洋子
長男
浩二
長女
奈々
ライフイベントかかるお金
20253540150長男高校入学50万円
20263641161
20273742172
20283843183長男大学入学100万円
20293944194車購入200万円
20304045205長女七五三10万円

個人のバランスシート

ある時点の資産と負債のバランスを示した表

資産負債
現金貯金 200万円
株式投資 300万円
信託生命保険(解約時返戻金相当額) 500万円
車  50万円
資産合計 1050万円
住宅や車のローン 500万円
負債合計  500万円
純資産
 550万円

キャッシュフロー表

現在と将来の収入と支出を整理して金融資産残高を予想する表。年間収入・支出・収支・金融資産残高は必須

202520262027202820292030
父 建人353637383940
母 洋子404142434445
長男 浩二151617181920
長女 奈々012345
ライフイベント
家族の予定車購入
長男予定高校入学大学入学
長女予定七五三
収支
可処分所得(世帯主)900
可処分所得(配偶者)
一時的な収入
収入合計(A)
 基本生活費
住居費(住宅ローンなど)
教育費
保険料
その他の支出
一時的な支出
支出合計(B)
年間収支(A-B)
金融資産残高

収入欄には可処分所得を記載する

可処分所得=年収ー(社会保険料+所得税+住民税)

金融資産残高にはその年の金融資産残高を入れるため変動率を用いて試算する

変動率


係数名詳細計算式
終価係数現在の資金を複利運用したら、将来いくらになるか
年利2%で100万円→10年後にいくら?
100万円×終価係数=?
現価係数将来の目標額のために現在いくら必要か
年利2%で10年後に100万円貯めたい→今いくら必要か
100万円×現価係数=?
年金終価係数毎年の積立額から将来の元利合計を試算
10万円を年利2%で積立→10年後にいくら
10万円×年金終価係数=?
減債基金係数将来の目標額のために毎年の積立額を試算
年利2%で積立して10年後に100万円にしたい→積立額はいくらか
100万円×減債基金係数=?
資本回収係数現在の額を運用しながら数年後に取り崩した場合、毎年受け取れる額を試算
100万円を年利2%で運用しながら10年間で取り崩した→受取れる年金額はいくらか
100万円×資本回収係数=?
年金現価係数希望する金額を受取るために必要な原資を求める係数
毎年100万円ずつ10年間に渡って受取りたい場合年利2%だと今いくら必要か
100万円×年金現価係数=?

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